新年明けましておめでとうございます。

 令和四年の活動はというと、一昨年から「恢弘祭」として新しい歩みを始めた三島由紀夫・森田必勝両烈士の義挙追悼祭を、皆様のご支援をもちまして無事に執り行うことができました。我々は、三島烈士が残した「森田の精神を後世に向かって恢弘せよ」という思いを顕現するため、今後も追悼祭を継続していく所存です。

 さて、世の中の近況はというと、約三年前から始まったコロナ禍がいまだに世間をどんよりと暗い空気で覆っています。お祭りやスポーツイベントなどの中止は限りなく少なくなってはいるものの、会社に行くにもご飯を食べに行くにも、いまだにマスクで顔を隠さなければならない状況に変わりはありません。「正直もう良くないですか?」というのが私の意見です。

 先日閉幕したFIFAワールドカップでは、コロナに対する世界基準の(マスクをつけない)付き合い方を目の当たりにしました。修学旅行の中止、部活動の中止、大学のサークル活動の中止…。コロナによって失われた人生の貴重な経験は、人それぞれ違いはあるけれど、皆同様にもっているはずです。このまま日本人だけが三年前と変わらぬ無策で、退屈なコロナ禍との付き合い方を続けていけば、内向きで、卑屈な、いよいよそんなつまらない国になってしまうのではと漠然とした不安をもっています。コロナについては種々多様な意見がありますが、個人的には一刻も早く感染症法上の区分を、指定感染症である二類から、インフル相当の五類へ見直してほしいと思っています。その一手だけでも、世間にほんのりと明るい空気を送ってくれるのではないでしょうか。令和五年は、コロナ禍から抜け出す一年になってほしいと願っています。

 不安の多い世の中ですが、本年も日本の恢復に努めていきます。今後ともよろしくお願いいたします!