新年明けましておめでとうございます。
昨年は、読者の皆様より温かいご支援を頂き、衷心より感謝申し上げます。
年間十二回の一水会フォーラム(勉強会)開催、本紙「レコンキスタ」の定期刊行(五二三号)、十一月の恢弘祭の催行と、順調に活動を継続することができました。また、日頃の各界におけるフロント・レクチャリズムの活動も、年間滞りなく積み上げ、対米自立の世論喚起も着々と浸透しているところであります。
活動の訴えを広く問うための提言・提起の創造、ならびに社会の中で活動が広く認知されていくための創意工夫を実践しております。一水会ツイッターのフォロワーが四万五千人を超えたことは、日々の活動の成果であると思います。
さて、昨年は二.二四におけるロシア国家のウクライナへの特別軍事行動が、激動の世界の始まりとなりました。戦闘で多くの一般市民が犠牲になっている中、ロシアの軍事行動を称賛するわけではありませんが、真偽が検証されていない一方的な情報が真実であるかのように報道される事に対しては、断固とした態度を取ってきました。同調圧力への抗議です。
米国はこれまで、世界中であらゆる戦争に関与してきたにもかかわらず、一度も戦争責任を問われたことがありません。日本においては、東京をはじめ各地での大空襲や、広島・長崎への原爆投下で、多くの人々を無差別に虐殺したのです。
本年のG7サミットは、岸田首相の地元・広島で開催される事が決まりました。バイデン米大統領が広島を訪問する際は、原爆で亡くなった方々への慰霊とともに、無差別虐殺に対して謝罪する事を強く要求します。
昨年八月四日、一水会は駐日ロシア連邦大使館との共催で、「核軍縮に関する円卓会議」を広島市で開催しました。ガルージン駐日ロシア全権大使による基調演説で、世界の核軍縮のための現実的かつ積極的な提言がなされた事は、大変な成果であったと思います。
昨年七月に安倍晋三元首相が凶弾に倒れました。非業の死に対する哀悼を寄せるとともに、真の戦後レジームの脱却の実現を目指し、安倍政治の不甲斐なさを乗り越えることが、供養になると思います。
一水会は、令和四年五月三十日に結成五十年を迎えることができました。弊会の活動を支えて下さる多くの会員・読者の皆様に、重ねて御礼申し上げます。本年も引き続き、祖国日本の諸問題に対し、民族派の立場から、真姿日本の恢復を訴え、実践していく所存です。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
令和五年 元旦